小話3:キラとラクスとアスラン


L「キラ、アスランのこと、お好きですか?」
K「突然どうしたの?」
L「お好きですか?」
K「好きだよ?」
A「キっ」
L「ではわたくしのことは?」
K「とても」
A「ラ………」
L「ありがとうございます。あら、どうかいたしましたか、アスラン」
A「いえ……」
L「ではキラ、ミリアリアは?」
K「好きだよ」
L「マリューさんは」
K「うん、好き」
L「カガリさんは?」
K「もちろん好きだよ?」
L「サイは?」
K「好きだよ」
L「ディアッカは?」
K「好き………かな。うん、いい人だと思うし」
A「ラクス」
L「バルトフェルト隊長は?」
K「好きだよ」
A「ラクス、その質問の趣旨は一体なんですか」
L「いえ、気にしないでくださいな。調査の一環ですから」
K「調査……?」
L「ええ。正直に答えてくださいな。ムウさんのことはお好きですか?」
K「……うん」
L「ではアスランは?」
K「…………二度目じゃない?」
L「アスランは?」
K「好きだよ」
A「楽しいですか?」
L「それではキラ、犬はお好きですか?」
K「好きだよ。可愛いよね」
L「ではネコは?」
K「うん。好き」
L「ハムスターはどうでしょう」
K「好きだよ。でもちょっと昔苦労したマイクロユニット思い出しちゃって切なくなっちゃうけどね」
L「鳥は?」
K「もちろん。あ、でも飼うならトリィがいるからいらないかなあ」
L「ではアスランは?」
K「ペットなの? 好きだけど……」
A「一体何が言いたいんですか」
L「では趣向を変えまして。コーヒーはお好きですか?」
K「あ、ちょっと苦手かも」
L「ではココアは?」
K「好きだよ」
L「紅茶は?」
K「好きだよ。ちょっと甘めだとうれしい」
L「ケーキは?」
K「好き」
L「クッキーは?」
K「好きだね」
L「ゼリーは?」
K「好き」
L「アスランは?」
K「………好き?」


A「ラクス。いいかげんにしてください」
L「あら、アスラン。わたくしはキラのお好きなものを聞いているだけですわ」
A「違った意図が見え隠れしてますよ」
L「それは疑りすぎだと思いますけど」
A「とにかくもうそろそろやめてください」
L「でもアスラン、よく考えてみてくださいな。キラに好きと一番言ってもらっているのは貴方ですのよ?」
A「…………今一瞬でも気分が浮上しかけた自分に泣けてきます」










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(一言)
何が書きたかったのか、書き終わってからわからなくなった代物。