8がつ3にち せんせえあのね きのうおとなりさんにおにいちゃんがふたりひっこしてきました。 ちゃいろいかみのおにいちゃんと、あおいかみのおにいちゃんです。 ふたりともとってもきれいなひとでした。 ちゃいろいかみのおにいちゃんはキラっていうなまえで、あおいかみのおにいちゃんはアスランっていうんだって。 それからトリィもいます。 あ、トリィはアスランがつくったとりのロボットです。 ぼくがかわいいねっていったら、キラおにいちゃんがてにのっけてくれました。 けっこうおもかったです。 でもとってもかわいかったです。 おにいちゃんたちはとってもいそがしそうだったので、ほんとうのおにいちゃんとじゃましないようにかえりました。 またおいでっていってくれたので、きょうはいけなかったけど、あしたあそびにいこうとおもいます。 なかよくなれたらいいなあ。 |
11月10日 せんせいあのね おとなりさんはいつ見ても家にいる気がします。 買い物とかの時はさすがにいないけど。 一回学校に行かないのって聞いたら、なんでか苦笑されてごまかされました。 二人ともすごくかしこいからまじめに学校通ったら、ちゃんとした大学にいけそうなのにってうちのお母さんも言ってます。 えと、二人にはちょくせつ言っちゃだめよって言われたからだまってるけど。 二人はまだ18さいで、たぶんせんそうがあったから学校に通えなくなっちゃったんだってお兄ちゃんは言うけど。 でもせっかくせんそうも終わって、ひっこしてきたからちゃんと通えばいいのにね。 友達もたくさんできて楽しいのに。 べんきょうは、やっぱりちょっといやだけど。 あ、でも、みんなは知らないけど、おにいちゃんたちほんとはすっごくすんごくかしこいんだ。 だから学校のべんきょうなんてつまらないのかなあ。 |
12月13日 先生あのね たいへんです。 お母さんとケンカしてお兄ちゃんがイエデしちゃいました。 お母さんはほっときなさい、おなかがすいたら帰ってくるわよって言ってたけど、しんぱいになったのでさがすことにしました。 でも、どこをさがしていいのかわからなくて。 どうしようっておもってるとキラお兄ちゃんにあいました。 めずらしく一人でした。 ちょっとなんかむずかしいかおをしてたのでどうしたのかなあっておもってると、お兄ちゃんがどうしたの?ってきいてきました。 さきをこされたって言うんだよね。 それで、ぼくがお兄ちゃんがイエデしちゃったからさがしてるって言うと、キラお兄ちゃんはいっしょにさがしてくれるって言ってくれました。 どうしてむずかしいかおしてたのかな、とか、アスランお兄ちゃんはどうしたのかな、とか、おうちにかえらなくていいのかな、とか、ききたいことはいっぱいあったけど、ぼくがどうしたのってきくとお兄ちゃんはなんのこと?って言ってふしぎそうにわらってたので、なんとなく、きいちゃいけないことなのかなって思いました。 だからききませんでした。 それから二人でさがして。 お兄ちゃんよりもぼくのほうがたくさんここにすんでるのに、なんでかお兄ちゃんのほうがぬけみちとかたくさんしってて、キラお兄ちゃんはふだん何をしてるんだろうって思いました。 えと、お兄ちゃんと学校の話をしました。 お兄ちゃんはないしょだよって言ってから、べんきょうしたいことはもう全部しちゃったから行かなくていいんだよって言ってました。 じょうだんなのかな。 お母さんは何才になってもまだ学ぶことがあるのよってまいにち言ってます。 そう言うとキラおにいちゃんはそうだねって言いました。 どっちが本当なんだろう。 それから、ぼくのお兄ちゃんはうちからけっこう遠い公園にいました。 さいしょはゲーセンにいたんだって。 でも楽しくなかったって言ってました。 いつもはすっごく楽しそうなのに。 なんでかな。 キラお兄ちゃんは、お兄ちゃんとしばらくお話してから、そろそろお母さんが心配するころだから帰ろうって言いました。 それからなんかいろいろとむずかしいことを言って。 長引けば長引くほどこじれちゃうよ、とか、お母さんもきっとやっぱrちょっとははんせいしてるんじゃないかな、とか。 ぼくにはそんなふうには思えなかったんだけど。 でも、さいしょちょっと嫌そうにしてたお兄ちゃんは、さいごはうなずきました。 それからぼくはびっくりしました。 だって帰ろうって言ったキラおにいちゃんが、こんどはおにいちゃんの代わりにブランコにすわっちゃったからです。 それで道わかるよねってきかれて、お兄ちゃんがぼうぜんとうなずいてたけど。 どうするのってきいたら、しばらくここにいるってキラお兄ちゃんは言いました。 どうしたのってきいたら、イエデしてきたんだって言いました。 びっくりしました。 お兄ちゃんはもっとびっくりしてました。 こんなのを目が点っていうのかなって思いました。お兄ちゃんがこないだつかってたことばです。あってるかな。 かえったほうがいいんじゃないですかってお兄ちゃんが言いました。 それで、さっきキラおにいちゃんが言ったことと同じことを言いました。 そしたらお兄ちゃんは、ちょっとケンカのしゅるいがちがうんだよって言ってました。 アスランお兄ちゃんが見つけてくれたら、ごめんねって言っておうちに帰るんだって。 変なの。 ごめんねってもう思ってるんだったら、なんでかえってはやくあやまらないのかな。 ふしぎに思ってると、お兄ちゃんが手をひっぱるのでしょうがなく、キラおにいちゃんに手をふって帰りました。 はやくアスランおにいちゃんがむかえにきてあげるといいなと思いました。 だってとってもさむいから。 こんなところに長くいたらキラお兄ちゃんはかぜをひいてしまうと思うからです。 その帰ってる途中でアスランお兄ちゃんと会いました。 キラお兄ちゃんをしらない?ってきかれたので、お兄ちゃんが公園ってこたえると、アスランおにいちゃんはやっぱりってこたえてました。 みんなイエデするところは同じなのかな? なにをしてるんですかってお兄ちゃんがアスランお兄ちゃんにききました。 アスランお兄ちゃんはコミュニケーションとこたえました。 どういういみなのかききたかったけど、走っていっちゃったのできけませんでした。 つぎにあったときにきこうと思います。 (一言) |